住民自治の根幹は議会にある話し
こんにちは。
昨日は帯広をまたいだお隣の幕別町議会主催の議会フォーラムへ行ってきましたよ。
芽室町議会の議会サポーターでもいらっしゃる山梨学院大学教授江藤俊明先生の基調講演では、今年に入ってから自分の中で悶々としていた焦りや迷いを払拭して頂ける心強いお話を伺う事ができました。
【住民自治の根幹は議会にある】【行政は議会が決定した事を執行する機関】【議会は討議する機関である。多様な視点の中で論点を明確にし、議会の意思をまとめ上げていくための討議を重ねる。住民とともに世論を形成し、方向を見出す】【議会には大きな権限が与えられている事を議員は自覚する。あなたは議決の前夜に眠れるか?】
ズギュン!ズギュン!
一言一言に胸を撃ち抜かれて参りました。
会場には議員ばかりではなく、高校生や町民の方達も沢山参加していたので、できるだけ専門用語を使わないように配慮された江藤先生のお話はとても分かりやすく、きっと私たちの町の議会モニターさんにも響く内容だったのではないかなと思いながら帰路につきました。
何と言って江藤先生はわが町の議会サポーターなのですから、ぜひ芽室町で先生のお話を沢山の方に聞いて頂ける機会をもちたいなぁと、眩しい夕日に目を細め余韻に浸りながら帰路につきました。
住民自治。自分の町のことは住民が決めるという事。だから住民の中から代表して選ばれ、町のことを決める権限がある私たち議会は住民の意見を充分に聴き取り、議員間で討議を重ねながら住民と一緒に1つの方向性を見出していく。
このシンプルな事をとり進めていく事が、何故難しいのか?と諸々が悩ましい今日近頃です(笑)。
被害状況の調査へ
こんにちは。
昨日は全員協議会の後、直ちに総務経済常任委員会と厚生文教常任委員会の合同委員会を開催し、台風10号による被害状況の調査へ担当課の同行のもと行ってまいりました。
氾濫した河川や崩落した橋、溢れ出た川の水で失われた農地や道路など、特に被害が大きい場所を中心にした行程でしたが、浸水した市街地から出された災害ゴミの集積場にも途中、車内からの確認だけでしたが立ち寄りました。
これらのゴミは役場職員の皆さんが分別作業を行ったそうです。
町の皆さんの沢山の財産が一夜にしてゴミとなってしまいました。
氾濫した芽室川では急ぎ足で橋梁の復旧作業が進んでいます。
決壊した芽室川の堤防も応急処置済みですが、数年前にも同様の被害があった場所です。今後はもっと強固なものをつくり上げていく必要があります。
美生川の流域でも甚大な被害を目のあたりに。
昼食休憩に立ち寄った新嵐山スカイパークでは、断水地域の方対象の洗濯スペースが設置されていました。2つのレストランはどちらも通常通り営業していますので、秋の行楽には是非、芽室町にもお越しくださいね。
調査を行った日の午後、今年北海道を襲った一連の4台風による被害に対し政府は激甚災害の指定を行う事を決めました。 今後はより加速した復旧作業が期待されます。
災害が発生してから2週間が経過しました。
昨日の委員会では初めて全議員に招集がかかりましたが、結論から言うと今回の災害対策に関して、全議員への招集は1週間遅かったと私は考えています。
今年度から災害時にも議会活動を滞らせることのないようにと策定した『議会BCP計画』。
初めての稼働は、やや出遅れてしまいましたが、災害はこれでお終いではありませんし、今回の災害復旧は未だ未だ始まったばかりです。
この2週間のあいだ、議員それぞれに思いを伝えてくださった町民の方々の声を代弁し、行政と共により災害に強いまちづくりに力を尽くしていかなければなりません。また、災害対策以外の計画も進めていかなければなりません。
芽室町は9月定例会を町の災害対策を優先するため、残りの日程を1ヶ月先延ばしする事に成りました。他の町村では既に復旧に関する補正予算を議会で決定していますが、私たちの町では現時点で議会がその事に関わることが出来ません。議会とはなんぞや。誰のために働くのか。誰の立場に立って働くのか。
今再び根性を入れ直す立川、2年目の秋です。
台風が去った後。
こんにちは。
前回ブログを書いたその日のうちに、芽室町内を流れる河川は氾濫危険水位に達し深夜には周辺地域へ避難指示や勧告が出されました。
幾つかの河川が氾濫し、溢れ出た水によって、わが町はかつて経験した事がないほどの甚大な被害を被ってしましました。
各地で橋が崩落し、道路が通行止めに。農業用水が使えなくなり、農村部では断水が続いています。依然、停電したままの地域もあります。農地も流されました。住宅地では床上、床下浸水。特産の農作物を加工する工場も被災。木材会社からは原木が流出。
生活の基盤となる様々なものが失われてしまいました。
近隣の町では尊い命も失われ、芽室町同様、住民の皆さんは不安で不便な毎日を過ごされています。
住民生活を支える町の職員や各団体の皆さんも懸命に支援活動に従事されています。
明けない夜はないとは言うものの、次第に被害の全様が見えてくるにつれ、災害の前と後ではこんなにも日々の暮らしが変わってしまうものなのかと、苦い気持ちを噛みしめる毎日です。
今日は午前中のわずかな時間でしたが、市街地に流れ込んだ汚泥処理のボランティアに参加させていただきました。
公園に集積された災害ゴミを移動したり、空き地に溜まった汚泥を道路に出す作業などお手伝いしましたが、草地に固まった泥を取り出す作業は泥が草の根が絡みついていて、とても作業しづらく気が遠くなりそうです。
災害後初めて顔を合わした友人にも会いました。懸命に家業を支えている彼女と顔を合わせた途端、涙がこみ上げましたがお互いにそんなことはしてられないと涙を拭いて、再び任務続行。
地下に流れ込んだまま手をつけられない汚泥。水を含んで重くなった物たち。泥にまみれた仕事の道具や、大切にしまわれていたと思われるゴミの集積場にあったお着物はどんな気持ちで手放されたのだろうと考えるといたたまれません。それでも、少しずつ。
少しずつ以前の以前の暮らしが取り戻せるよう私たち一人一人が出来ることをするしかないのだと、あらためて、ぎゅっとひもを引き締めた次第です。
さて、災害対応を優先して審議を延期していた9月定例会議ですが明日から再開します。来週からは、平成27年度決算についての審査が行われます。私に出来ること。私がやるべき事が待ち構えています。
急げや急げ
こんにちはー!
又しても大きな台風がやってきます。今日も朝からシブシブと雨が降り続き、風も吹き始めました。
そんな天気の中、ご近所のスイートコーン畑では加工用スイートコーンの収穫作業真っ最中。
いつもならスムーズに終える事が出来るはずの作業ですが、今年は先だっての台風の影響でトウモロコシが倒伏してしまい、オペレーターの皆さんとても苦戦されている様子です。(でもトウモロコシは枯れていないのです。スゴイ!)
町内にある2つの食品加工会社のハーベスターが道路を挟み隣りあう畑で、台風が来る前に‼︎と急ぎ足で作業を進めている様子にグッときてしまいました。
その会社のうちの1つに勤務している夫。
家庭には仕事を持ち込まないのと、夫婦の経年劣化ではないけれど(いや、熟成⁇)お互いにあまり干渉しなくなったことと、其々が【企業秘密】を抱え得ていることで相手の仕事については、何がどうなっているのかあまり詳しく知る事も尋ねる事もなく、ここ最近は過ごしてきましたが、今日は久々に『がんばれオット』な気分になりました(笑)
今年は他の作物も、天候による影響で例年以下の作況になるだろうとのこと。本当に胸が痛む思いです。
私に出来ることは、こうして目にしたこと、感じたことを皆さんに聞いてもらうこと。
スーパーで地元の野菜や加工された商品を見つけたら手にとって選び美味しくいただくこと。
買って支える、食べて支えることを特に今年は大切にしようとおもいます。
あ。
それと、夫のお弁当づくりをサボらないこともね。いつもすみません(汗)
カキトークにいきましょ。
こんにちは。
本日午後からの町の意見交換会、カキトークは『パパママの日』でした。
あいにくのお天気のためか参加された方が少なくて、お話を聞かせてもらいに出向いた私はできる限り人ごみに紛れ、小さく目立たぬようにしているつもりがちょっと算段狂いました(笑)。
今夜7時からは『生活者の日』。
雨降り天気でお出かけ予定のない方はどうぞめむろーど2階まで足を運んでみては如何でしょうか。
先日の台風被害や今日の大雨警報発令で、担当職員の方々は本日も対応に追われていたそう。
実は私たち芽室町議会にも災害時対応基本計画(BCP)がありまして、いざという時には出動態勢が取れるように備えなくてはならなりません。
町内でも作物の倒伏など、先日の台風による被害が出ていますが、かねてからの天候不順による影響もあり今後がとても心配です。
これ以上の被害が出ない事を祈るばかりです。
おまけ。
今年も芽室町納涼盆踊りに参加しました。
踊りの前に先輩議員と一緒にパチリ(*^^*)
気がつけば8月も後半に。
庁舎建設に関する特別委員会も忙しくなってきましたし、あっという間にやってくる9月定例会に向けちょっとばかしワタクシ焦っております。
役場庁舎建設に関わる特別委員会
こんにちは
今日は久しぶりの青空でしたね。
【仕事終わりに立ち寄った町の防災公園あいあい公園にて】
今日は1日役場庁舎建設に関わる特別委員会Dayでした。
午前中は委員会室にて議員間討議を重ねました。私はきっと百万回くらい発言した様な気がします(気分的に笑)
白熱しすぎたので今日の続きはまた来週〜。
次回に持ち越しです。
午後からは、今年6月から新庁舎の供用が始まった幕別町さんへ全議員が視察にお邪魔しました。(供用とは、みなさんに使ってもらえる様になるという事です)
【1階エントランス】
【2階の休憩スペースからはすぐ隣のパークゴルフ場が見えてとても良い感じ】
【同じく休憩スペース。ミニキッチンが付いています】
【議場にて。採決はスイッチ1つで】
【議員それぞれの可否が分かります】
【私は同じ1期生の内山議員の議席をお借りしました(^^)】
【傍聴席は大学の講堂の様に簡易デスク付きです】
【地下の免震構造も見せていただきました】
周辺の環境、議事堂のレイアウト、町民が来庁しやすく使いやすい窓口の配慮、職員が執務しやすい環境。
今後新しい庁舎を考えていく上で参考になる気づきが沢山ありました。対応して頂いた幕別町職員の皆さま、幕別町議会の皆さま、お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました。
さあ、我われ議会もしっかり議論を重ねていかなくては。
町も来週から町民との意見交換会を開催します。
◆日時:7月28日(木)・29日(金)・30日(土)午後7時から
◆場所:中央公民館2階講堂にて。
これからの50年間、皆さんの大切な財産となる庁舎ですから是非、会場にいらして下さいね。
さてさて。
印刷を発注していた私の通信も本日到着しました。
明日、北海道新聞に折込をお願いする予定です。週末にはお手元に届くと思いますのでご覧いただければ嬉しいです。
町内のスーパーにも少し置かせていただく予定です(*^^*)
ではでは。
新しい庁舎建設についてその2
こんにちは。
今日はとても良い天気でした。
ちょうど今、定例会後の通信作成に取り掛かっていたので、そこに掲載する写真を撮りにご近所の畑までサンダル履きでふらりと行ってきました。
豆や小麦、ジャガイモ、スイートコーン、その他もろもろ。
徒歩数分で道外在住の友人曰くThe北海道な風景に行き当たります。
さて、昨日は町の庁舎建設についての現状を私なりの理解で書きました。
今日の地元紙にも町の考えや、これからの予定が掲載されていましたね。とても分かりやすくまとめて頂けたと思います。(位置関係などの図も分かりやすいですよ)
新聞の記事お借りします
結論から先に言うと、私が現時点で最適と考えるのがCプランです。
以下が私が考えるCプランのメリットです。(他の方の意見の中で賛同できる内容も含まれています)
・用地が広いため低層の建物でまかなえる事
・コミバスを庁舎の敷地内まで巡回するスペース確保する事も可能で交通手段の無い高齢者がより来庁しやすい環境になる事
・既存の施設に干渉することなく工事が行える事、臨時庁舎への移転費用が不要で経費削減となる事
・防災公園、保育所、幼稚園、保健福祉センター、教育委員会、公立芽室病院が近くになり役場からのアクセスがしやすくなる事
・窓口を一元化(ワンストップサービス)しようとしている町の構想は、現在分割されている保健福祉センターや教育委員会の窓口が近くなる事で不要になり、建築面積を削減できる事
ただ、お隣には高齢者の施設がある為、建設には丁寧な配慮も必要となりますが緑もたくさんあり広々として幹線道路(道道)からも分かりやすい位置です。
現在は職員の駐車場に使われています。奥のほうに昨年完成した防災公園があります
一方、町が基本構想で示した現在地に建てるAプランには以下の理由で反対です。(Cプラン同様にほかの方からの意見で賛同できる内容も含まれています)
・用地が狭小のため必要な執務面積を確保するには高層化するしかない。すぐ隣には高層の公営住宅も建っていて、プライバシーの侵害や、町の中心に2つも高層の建物が建つ事は景観上も含めいかがなものか。更に十分な駐車スペースも確保できない。
・第2庁舎の移転等にかかる経費は形に残らないお金である。計画を2年早めた事で当初計画していた費用の半額がまだ積み立てられていない状況下では可能な限り出費は抑えるべき
・現在地から庁舎が移転すると中心市街地の賑わいが無くなる、人の流れが変わる、と言うデメリットが挙げられているが、そもそも現在、中心市街地の賑わいをどう取り戻そうかと言う議論や取り組みが行われているのに、「現状を変えない」という考え方はいかがだろうか
・現在地は町民に馴染みのある場所とは言うが、今後50年間の庁舎の在り方については現時点での考え方より将来、新しく建った建物を使う子ども達や若年世代の立場に立った視点を持つべきであり、さほど重要とは思わない
更には、先日の委員会ではワンストップサービスの手法をまだ決めていないと言う答弁を頂きましたが、その中で窓口一元化はマストと言ってハード面の整備のみを進めるのはいかがなものかと私は考えるのです。
本当に住民サービス向上を考えるのなら、中心市街地に役場の総合窓口を設ければとても便利だし、ICT環境を整備して、自宅からアクセスできる仕組みを作れば、企業で働いている方達は民間よりも早く閉庁する役場窓口へ休暇をとって行かなくても済むようになります。
これらの事が未だ現実的ではないと考えるのであれば、一番現実的な手法として窓口を移動できない方には職員が代わりに動いてあげれば良いのです。将来高齢化が進めば、役場に来ること自体、できなくなる方が増えてきて、こうしたサービスは必要になって来る筈です。
人手が足りなければ、働く意欲のある障がいをお持ちの方を町が雇用してお手伝いして頂いても良いではないですか。農福連携だけが障がい者活躍の場ではありません。
今は「建設場所」についての議論とはいますが、どこに建てるかによって様々な経費削減が可能で、業務の在り方も変わってくるなど多様な視点で考えていかなければと思います。
繰り返しますが、次に庁舎建設の計画が出来るのはこれからおよそ50年後です。
次の計画に私達が関われることはほとんど不可能な事なのです(いや?分からない…??私はその時99歳ですけど笑)
となると、今、庁舎建設について関わるチャンスを頂けると言う事は責任重大ですが、とても光栄な事なのです。
本日発行された町の広報紙すまいるにも意見交換会のスケジュールが掲載されています。
町長との意見交換会「カキトーク」は、子育て世代や農業者など同じ状況を共有できるグループ分けで設定されています。是非どこかにはご都合つけてご参加いただき、町の皆さんで良いまちづくり、庁舎づくりを進めていきましょう。
本日もA4二枚分の長編大作、お読みいただきありがとうございました。
1976文字ですって(笑)