たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

とかちの小麦

こんにちは。
先日息子と車に乗っている途中にこんな光景を見つけました。
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これ、何だか分かりますか。
そう、白鳥です。
わぁ〜♫カワユイ〜♫
なんて思ってはイケません。
彼奴らがついばんでいるのは雑草ではなく、大事な秋まき小麦なのですから。
『えー!小麦食べてもいいのー⁉︎』と息子は言いますが良いも悪いも…(笑)

数日、気温の高い日が続いていたせいか畑の雪が解けたところを目ざとく見つけたのですね。

野鳥を介する病気の感染を防止するため、水辺での餌付けをする方が減ってきたのでしょうか。一昨年息子が参加していた町の自然観察会では例年、近くの川へ野鳥の観察をしに出かけていましたが白鳥の姿を見ることが出来なかったそうです。

この日も時間が経つにつれて白鳥の数が増えてきたので、きっとこの畑で夜も過ごしているのかも知れませんね。何はともあれ一刻も早くシベリアに帰ってくれる事を願うばかりです(笑)

さて、小麦の話。

最近では地元十勝の小麦粉を私も趣味のお菓子やパン作りに使えるようになり『今日はどの粉を使おうかな〜』という楽しみが増えました。

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(これは小麦粉と塩とイーストと水だけで作ったチャバタというパンです。キタノカオリと言う芽室町産の強力粉を使いました)

10年前くらいにはアチコチでザワワザワワしている小麦畑を見かけてもわが家の台所にある小麦粉とはなかなか結びつかなかったのですが(外国産しかスーパーには売っていなかったのです)、芽室町内にある農業試験場で地元の気候に適した品種を開発し、農家の方が栽培し、地元のパン屋さんやお菓子屋さんが十勝産の小麦粉を使った商品を私達消費者に提供する、といった取り組みを進めてくれたおかげで私の周りでも沢山の方が地元産小麦粉への関心を持つようになって来ました。
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(パンだけではなくてフワフワのスポンジも焼けますよ。こちらはキタホナミと言って、おもに麺用に使われる品種だそうです)

早々に雪が解けてしまった先述の畑を見ても分かるように、年々気候が変動していて、ひょっとすると農家のみなさんにとって小麦を栽培する事が難しくなっているのかも知れませんが、今年の夏も美味しい小麦が収穫できることを楽しみにしていますね。(だからやっぱり早くシベリアに帰ってね、白鳥。)

オマケ。
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本当はいけないかな?
とある料理番組で紹介していた地粉を楽しむレシピでした。

ではでは。