たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

地産池消エネルギーのお話を聴きました

こんにちは~。

今日は「道総研地域フォーラム」に参加してきました。

と言っても、「道総研」ってどんな組織なのかわからない方いらっしゃいますよね~。私もそのうちの一人でした(笑)。

芽室町には二つの農業試験場があることは町内にお住まいの方ならご存知だと思いますが、平成22年4月に道立の農業試験場の他に、水産、林業、工業、畜産など22ある各分野の研究機関を統合して発足した総合研究機構なのだそうです。

(でも未だに私は「国立農試、道立農試」のほうが言いやすかったりします)

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今日は「十勝地域における未利用資源の再生利用」をテーマに道内各分野の試験場で研究員の方々が農産残さから燃料を製造する取り組みや、砂糖精製工場から出る副産物(ライムケーキ。名前は美味しそうですが食べられません)から消石灰を作る取り組みについての発表をしました。

農業用廃プラスティック再利用と、農産残さからの燃料製造についての発表では、小豆の豆がらや長芋の収穫後のツル(葉茎)と長芋のネットから木質ペレットを製造するには、ネットだけをきれいに洗浄してプラスティックのリサイクルをしたほうがよいのか?はたまた葉茎ネットをツルなどの残さに混ぜてペレットを作ると熱量はどうなのか?

工程の手間やコスト面ではどうなのか?

農家の方たちの満足水準はどの作業を組み合わせれば高く維持できるのか?

芽室町で新規にペレット製造施設を設置するとなるとどれくらいの生産量を維持すれば採算がとれるのか?

などなど、様々な可能性についての検証を五年間にわたって取り組んできたそうです。(知らなかった~~)

時折難しい…いえいえ(汗)、殆どが専門的なお話でしたので言葉を聞き取るだけでも必死。今書いたこともちょっと自信がなくて申し訳ないのですが、今芽室町では新しいエネルギー利用の可能についての取り組みをしていると言う事がよくわかりました。
今日いただいた資料によると、農業が基幹産業の芽室町には農産物を加工する企業(お砂糖やスイートコーン加工、乳業メーカーなどありますよね~。)が沢山あり工場出荷額は全道の町村の中では一位!なのですって。
一方で町民一人当たりの二酸化炭素排出量は全国や全道の平均と比較すると二倍近くあるとの事で、こうしたエネルギーの循環は将来に向けたとても大切な取り組みなのですね。
最後に、最近海外からも十勝の長芋の需要が高まってきています。バイヤーの方々がこの畑の作物はエネルギーの循環を取り入れた地球にやさしい作物なのだということを知ったら付加価値が上がるかもしれませんよ~と、地元の研究委員の方が呟いた言葉に思わずニヤリとしてしまいました。
うんうん、付加価値大切ですよね♪
さて、もう一度頂いたレジメに目を通して今日のおさらいをしてみますね。
ではでは。