たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

ミルクマニア

こんにちは~。

ただ今娘が帰省中のためか、牛乳の減りがいつもよりも早く感じます。

私たちにとって初めての子どもの彼女が一歳を過ぎて卒乳をしてから(ちなみに20年前の話ですが…)というもの、我が家では「寝る前には一杯の牛乳」がウチの子ども達のたしなみとなっています(笑)

そうそう、近頃家族でドライブに出かけるとその地域限定の牛乳を買って帰るというのが我が家のブームでしてクーラーBOXはお出かけの必需品となっています。

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 網走の牛乳。

 

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標茶の牛乳。

先日も記事に書いた芽室町主催の農業小学校の行事で以前お隣の町の牧場で体験学習をさせて頂いた時に、牧場主の方が「牛にコーヒーを飲ませるとコーヒー牛乳が出来ると思っている人はいないよね~」と冗談まじりに言ったとき、そっとうつむいた子たちがいたのを見逃さなかった私ですが、牛はミルク製造マシーンではなく赤ちゃんを産んだ後、自分の子を育てる為にお母さん牛がお乳を出しているのだという事、十勝の子ども達にはしっかり伝えたいですね。

父の実家が酪農を営んでいた為私は子どものころに牛舎で遊ぶ機会がありましたが、何度か叔母がっせっかく搾った牛乳に食紅を入れてピンク色に染めていたのを見たことがありました。ほとんどは廃棄されていたのだと思いますが、時々ピンク色の牛乳豆腐(わかした牛乳に酢を加えて固めたカッテージチーズの様な食べ物です)が実家に届き、子どもながらにぎょっとした覚えがあります。

そうして昨年お菓子作りをする人たちを、絶望の底に突き落としたバター不足問題の報道で過去の生乳生産に関する経緯をみて、私が見たピンク色の牛乳は出荷調整という政策の一つだったのだと知りました。

近頃は学校給食にもご飯メニューが増えてきて、ご飯に牛乳は合わないから給食に牛乳を出さないことにしてはと言う意見がある事を何かの記事で読んだことがありますが、乳牛が身近にいる環境で過ごしてきた私は酪農業のことを慮ると、体質で飲むことが出来ない方以外は一日一杯の牛乳を飲んでほしいな~と思っています。

と言うわけで私の教育が功を奏し(?)、うちの子たちは牛乳LOVEに育ち、みんなでお風呂上がりの一杯を飲み干してくれたおかげで、今日も冷蔵庫の牛乳がピンチになっています(笑)

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別海の牛乳。これは帯広の量販店で買えました。