たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

Respect for the Aged Day(敬老の日)

こ、、こんにちは〜。
今日は訳あってカラダとココロ、両方が疲弊しきっているタチカワです。

今日は敬老の日でしたね。
私も夫も既に祖父母をなくしているので、いつもウッカリ忘れてしまいます^^;

さて、先週土曜日に芽室町では地域包括ケア講演会『地域で支えよう 認知症を支える講演会』が開かれました。
なんと、本日9/21は世界アルツハイマーディーなのだそうで、お城がテーマカラーのオレンジ色にライトアップされたりと認知症に対する啓蒙が彼方此方であったようですね。
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私が所属する厚生文教常任委員会ではこの地域包括ケアを政策の一つにあげて取り組んでいます。
7月末にはこの講演会の講師としてお越し頂いた、砂川市立病院医師の内海久美子先生が核となって素晴らしい取り組みを展開している砂川市の地域包括ケアを事務調査のため視察させていただきました。

講演会のテーマは『身近な認知症』でした。
認知症には進行を遅らせる良い薬がある事。
原因によっては治療ができる認知症がある事。
高齢者の4人に1人が認知症になる可能性がある事などをあげ、認知症は誰にでも起こりうる身近な病気だという事をお話いただきました。

最近高齢者の虐待や介護殺人など、胸が痛む事件が起きています。
ご家族やご自身でも何か変化を感じた時には悩みを抱え込まずに直ぐに病院や周囲の方に相談して下さいね、との事。
それぞれお住いの町には相談の窓口が有りますし、北海道内でも認知症疾患医療センターと言う、認知症に関わる相談や治療を行っている病院があるので予め確認されておくと良いかも知れませんね。
因みに十勝では帯広市の大江病院がその役割を担っているそうですよ。

砂川市立病院で『もの忘れ専門外来』にて初診時の診断名をデータに取った資料を見ると『正常』と診断された方は全体の2割もいらしたとか。内海先生によると、皆さんが一番なりたくない病気が認知症なので早めに受診されるという結果なのですね、との事です。
こうして地域に、もの忘れ専門の診療科があると気軽に相談に行けますし、万が一認知症が発見されたとしても早期から適切な治療を始められれば何も手立てを講じなかった時よりも3年間は進行を遅らせる事が出来るそうなので、認知症に対して正しい知識を持つ事はとても大切なのですね。

地域包括ケアには医療や介護の専門職の他に地域の皆さんの見守りや協力も大切な力となります。今、芽室町の担当課や関連する事業所の皆さんが芽室町らしい地域包括ケアの在り方についての組み立てに取り組まれています。
私たち議会でも良い提案が出来るように調査を進めていきます。
町の皆さんにもお手伝いをお願いする事が沢山出てくると思いますが、地域で高齢者を見守るとともにご自身もイキイキと暮らし続けられるまちづくりを一緒にしていきましょうね。

そうそう、何故私が疲れ果てたかと言いますと…(汗)。今日は家族と初心者向けの山に登山に行きましたが自分の予想をはるかに超えて体力が落ち込んでおりまして、無念の一人ぼっち下山をして来たからでした(笑)。

認知症の予防にはバランスの良い食事と共に、体を動かし、脳を動かし、心を動かして楽しく過ごすと言う事も大切だそう。
高齢になってからも30分以上の早歩きをした結果認知機能が向上したと言うデータがあるそうです。
と、皆さんにオススメばかりせずに先ずは私も実践しなければと痛感した敬老の日でした^^;
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然別湖の紅葉は間もなく始まりそうですよ。