たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

放課後のすごし方

こんにちは~。

今日はもぽかぽか良い天気でしたね。毎朝五年生の次男が「今日も長靴で行こうかな~」と言うのを「中で足が蒸れないのかね?」と思いつつも、ふんふんと聞き流していましたが、夕飯時によくよく話を聞いてみると、とうやら雪解け水で”沼”が出来ている学校のグランドにハマって遊んでいるそうで…(笑)。「底なし沼みたいでちょっとヤバいんだ」と楽しそうに話していました。(この場合の「ヤバい」はポジティブな意味のようです。)

子どもの頃水たまりで「田植えごっこ」をして遊んだ母としてはちょっと共感ですが、春にグランドがボコボコになっていないことを祈ります(笑)

さてさて。少しさかのぼったお話になりますが、昨年11月に小学生の放課後について講演を聞く機会がありました。

「放課後NPOアフタースクール」から副代表の方にお越しいただき子ども達の放課後を守る取り組みについてお話して頂きました。

かつて私たちが子どもの頃は「子どもは外で遊びなさい」と言われ、公園や駄菓子屋、秘密基地,カミナリ親父といった、ドラえもんサザエさんの世界とどこかしら似た環境の中、地域に見守られながら過ごしてきましたが、現在は子ども達が犯罪に巻き込まれるケースが最も多いのが放課後の時間帯(15時~18時)と言う統計があるように、子どもだけで過ごすことが安全とは言い切れなくなったこと、日本の子どもが「自分は孤独である」と感じる割合が29.8%と世界で一番高いこと、家庭環境の格差で子ども達に社会的体験の差が生じていることなどを解消するためにアフタースクールの取り組みを始めた、という事をお聞かせくださいました。

こちらの団体は地域の公立学校を開放することに意義を持ち、学校を拠点として地域の「市民先生」をお招きして大工さんに習って本物の家を作ったり、芸術文化などに触れる機会を設けているそうです。

芽室では各小学校区に児童館や学童保育が(芽室では児童クラブと言います)が整備されていて、更に来年にはまた新しい子どもセンターがオープンします。

芽室の子ども達が放課後、寂しい思いや怖い思いをせずに地域の大人たちに見守られ沢山の社会的体験が出来るよう、施設を有効に活かしながら地域の方と一緒に育んでいけるといいな~と思っています。

私の言葉ではかなり足りないところもありますのでこちらも訪ねてみてくださいませ。放課後NPOアフタースクールの詳細です。

放課後NPOアフタースクール