たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

今度はちくわパンを焼きながら考えました

 こんにちは。

昨日は一日議会でのお仕事日でした。

10月初めに大風被害があり、その復旧工事費用に係る補正予算などのほかに、9月24日の議会で決定した内容に町長が拒否権を行使する『再議』が提出された事もあり、臨時議会が開かれました。

9月24日の栗を煮ながら考えたblogにも書きましたが、9月の末までに行う必要がある「芽室町消防団を作ります。だからその為の条例を芽室町で作って届け出をします」と言う町のお仕事が9月議会で提案されました。

 

本当なら条例を作る前に消防団に入っている皆さんとの意見交換の機会を持たなければいけないのに、そこをちゃんとしていなかったでしょう?それはまちづくりのルールに反しているでしょう?と言う理由で、私を含む過半数の議員が町から提案された条例案ではなく、議会が修正した案を選んだことで「芽室町消防団を設置します。定員は○○人です」と言う必要最低限な内容の条例が可決されました。

 

私達は9月の議決後、条件が足りてない部分をカバーする別の条例を町がもう一度消防団の皆さんと協議して作り、提案して下さることを望んでいたのですがそれは叶わず、町長が「それでは団員の皆さんの報酬や身分などが決められないので困ります」と言う理由で今回の再議に至ったと言う訳です。

 

今日私が行った質疑の中では、「9月末までに手続きしなければいけない」と言う期日は、実はもっと先まで延ばしても大丈夫だったなど、9月に修正案に賛成した議員一人一人が苦渋の選択をして修正案を出すに至ったこれまでの経緯は一体何だったのだ、とほほ…(涙)と言う事も判明しました。(ホントにとほほです)

 

今回の再議に臨むにあたっては、私も事前に少ない経験値の中で出来る限り調べものをしたり、先輩議員や同僚議員に相談したりしながら、自分の意思を決めていきました。

「お互いサヤに納めて円満に解決しては?」と言う声も何処かからひっそりと聞こえてきました。でもそれは、望ましい議会のルールではありませんし自分が納得できないことを受け入れる事は出来ません。(この辺の血の気の多さったら…)

信念を持って議場で議論を交わし審議する事が、私を議会に送り出してくださった町の皆さんに対しての誠意ある行動ですものね。

 

行政のプロである町長や職員の皆さんと、町民の中から選ばれた私達議員が議会で対等に議論を尽くすために芽室町には議会基本条例と言うルールがあります。

議会はそのルールに沿った運営をしていきます。

今の中学校の公民の教科書には「議会改革」や「議会基本条例」について書かれているそうです。(中学生のお子さんがいたらちょっと教科書借りてみてくださいね)

芽室町の中学生は最新の地方自治について学んでいるのです。

その子どもたちの前に立った時にちゃんと説明できる行動をしなければと思い、私は初志を貫き再び修正案に賛成で起立しました。(賛成の討論は緊張と直前のモロモロでアタフタしてしまいちょっとアレでしたけど…。)

今後、足りていない条例を町からご提案頂ければ良いのですが、もしそれがかなわない時には議会が条例を作り、来年度までに準備を整えていく事になるのかなと思っています。

中々議会で起きている事が分からないまま新聞の報道をご覧になって随分とご心配された方もいらっしゃると思います。

災害、防災の場面では最前線に立ち、町の安心安全を守って下さる消防団の皆さんや町の皆さんにご迷惑をかける事だけは決してあってはならないと肝に銘じ、同僚の皆さんとともに持てる力を尽くしていきますのでどうぞこれからも厳しい目で(時々暖かい目でもお願いしたいのですが…。)見守っていただきますようお願いいたします。

 

はあ、それにしても昨日は長い長い一日でした。

私のブログも長い長い文章でごめんなさい。

今回は考え事の最中に、北海道民ソウルフード??ちくわパンを焼きました。

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これを考えた人は天才だと思います。