たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

月曜日は林業の日でした

こんにちは。
今日は冷たい風がピューピュー!
肩をすくめながら歩いていました。
なんとなんと。
私の今週の予定は毎日『議会』で埋まっています^^;
月曜日は十勝林活議連(森林・林産業活性化促進地方議員連盟と言うそうです。覚えられない…)の研修で浦幌町まで、お独り様ロングドライブでした。
『農林水産』のうち、『林』についてこれ迄あまり馴染みなく過ごして来たので、とても興味深くまた、自分が住む町の課題についても考える事が出来た1日でした。

①【所有する山林の環境整備を丁寧に行い、質の良い無節材生産を行っている方のお話を伺いました】

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間伐や枝払いを丁寧に行う事で真っ直ぐで節の無い材木ができるそうです。
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こんな大型車両でも現場に入る事が可能な様に林道整備をされていました。重機も楽に現場へ行けて作業効率が上がりますね。
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②【伐採の現場で邪魔ものと言われていた林地残材(木材の先端部分や傷んでいる根元)などを工夫して商品開発している(株)エムケイさんを視察】
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様々な形の林地残材。形がまばらなので運搬効率は悪いそうです。
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半端な原料を無駄なく利用。
おが粉は牛の敷き材に。砂利や砂を落とすために軽く皮を剥いた品質の良い木質ペレット生産やトドマツを原料にした猫のトイレ用のペレットなど開発しています。
近年は木材を燃料にする木質バイオマス事業を国が推進している事もあり原料の価格が高騰しているそうです。
建築資材にできるような品質の木材までバイオマスの原料になっているとか。
補助金を受けて発電事業に関わる大手企業には有利だけど中小の木材会社は本当に苦労しているとの事でした。

③【大径木の長尺製材加工(価値の高い建築資材)を行っている木下林業(株)を視察】
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丸い材木があっという間に四角柱にカットされその後スライスされていきます。
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製材の切れ端や痛みのある部分はチップ材として加工され製紙材料やガーデニングなどに使われるウッドチップとなるそうです。
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芽室町議会では、現在自然エネルギー活用のまちづくりを抽出政策の一つとして取り組んでおり、所管の総務経済常任委員会では、先日、先進地事務調査で下川町を視察して来ました。
開会の挨拶では、会場となった浦幌町の水沢町長が『地球は何処まで人類を受け入れる事が出来るのかを考えなければ』とも仰りました。

私達はあと何年化石燃料に頼る事が出来るのかを考えると、私たちが生きているうちに解決策を見出さないといけないのかしらと、大きな宿題を頂いた研修となりました。

と言うわけで怒涛の1週間報告。
今日は月曜日で終わってしまいました。
明日に続く…かな?(笑)