たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

台風が去った後。

こんにちは。

前回ブログを書いたその日のうちに、芽室町内を流れる河川は氾濫危険水位に達し深夜には周辺地域へ避難指示や勧告が出されました。

幾つかの河川が氾濫し、溢れ出た水によって、わが町はかつて経験した事がないほどの甚大な被害を被ってしましました。

各地で橋が崩落し、道路が通行止めに。農業用水が使えなくなり、農村部では断水が続いています。依然、停電したままの地域もあります。農地も流されました。住宅地では床上、床下浸水。特産の農作物を加工する工場も被災。木材会社からは原木が流出。

生活の基盤となる様々なものが失われてしまいました。

近隣の町では尊い命も失われ、芽室町同様、住民の皆さんは不安で不便な毎日を過ごされています。

住民生活を支える町の職員や各団体の皆さんも懸命に支援活動に従事されています。

明けない夜はないとは言うものの、次第に被害の全様が見えてくるにつれ、災害の前と後ではこんなにも日々の暮らしが変わってしまうものなのかと、苦い気持ちを噛みしめる毎日です。

今日は午前中のわずかな時間でしたが、市街地に流れ込んだ汚泥処理のボランティアに参加させていただきました。

公園に集積された災害ゴミを移動したり、空き地に溜まった汚泥を道路に出す作業などお手伝いしましたが、草地に固まった泥を取り出す作業は泥が草の根が絡みついていて、とても作業しづらく気が遠くなりそうです。

災害後初めて顔を合わした友人にも会いました。懸命に家業を支えている彼女と顔を合わせた途端、涙がこみ上げましたがお互いにそんなことはしてられないと涙を拭いて、再び任務続行。

地下に流れ込んだまま手をつけられない汚泥。水を含んで重くなった物たち。泥にまみれた仕事の道具や、大切にしまわれていたと思われるゴミの集積場にあったお着物はどんな気持ちで手放されたのだろうと考えるといたたまれません。それでも、少しずつ。

少しずつ以前の以前の暮らしが取り戻せるよう私たち一人一人が出来ることをするしかないのだと、あらためて、ぎゅっとひもを引き締めた次第です。

さて、災害対応を優先して審議を延期していた9月定例会議ですが明日から再開します。来週からは、平成27年度決算についての審査が行われます。私に出来ること。私がやるべき事が待ち構えています。