たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

10月のこと

こんにちは。10月もあっという間に半分過ぎてしまいました。

さて、秋も真っ盛りですねー。

茶色く乾いてカサカサ舞い降りてくる印象がある柏の葉ですが実はこんなに赤くなるってご存知でした?

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今年は紅葉の当たり年だとか。
度々登場するわが家の目の前にある公園のトイレ脇にある木々も見事に紅葉しています。

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ちょっと郊外に出ると十勝の名産品、長いものツルも綺麗に紅葉して、長いもってこんなに綺麗だったかなーと感心しながら前を向いて運転しています(笑)。

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この長芋の蔓を絡ませるのにプラスチックのネットが使われていますが収穫後は産業廃棄物として処理費用をかけ処分されています。

町はこの長芋のネットと同じく町内の畑から出る小豆ガラを使いペレットを製造し町の公共施設の燃料として活用する計画を進めてきました。

金曜日に開かれた総務経済常任委員会では、そのペレット製造工場建設用地を測量するための説明がありましたが、私たち委員からはちょっと厳しめの質疑がたくさん出ています。

計画の初めは小豆ガラを活用するとして来ましたが、原料として確保することが難しく(農家さんの収穫作業と同時に小豆ガラを集めなくてはならないなど)、昨年の災害で膨大に集積されている河川の流木を使う事にしたとの説明に私も疑問を感じました。

今回は用地の測量についての説明ですが、その後の建設にいくらかかるのか、工場を維持していくのにいくらかかるのか、流木を原料にするのは持続可能なのか、そもそもこの計画(新エネルギーとして地元の資源を活用していく)をいつまで継続することを想定しているのか、などなど全体の輪郭が分かりにくいのです。

近隣自治体でも新エネルギー活用の計画が中断してしまった事例がありますからやはり慎重にならざるを得ません。

環境問題についてエネルギーの地産地消を目的とした新しい技術を開発し、そのノウハウを町の財産として持つことまでは納得できますが、私も2015年3月に町内で開かれた研究成果発表会の際には、かなりの費用がかかることを町と共同で研究を進めて来た研究者の方が言葉をにごらせながらおっしゃっているのを聞いています。

理念については理解できますが、自治体を運営していく上でのバランスについてもしっかり考えなくてはいけないなと思っています。

まだ会議録がアップされていなかったので、また別の機会にどんなやりとりがあったのかを紹介できればと考えています。

 

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秋色の剣山、防風林、長いも、秋蒔き小麦、収穫間近のビートと、グラデーションが素晴らしい!雪どけから晩秋まで、十勝の畑はいつも私たちを楽しませてくれます。