たちかわさんのつれづれ日記

北海道十勝で生まれ育ち、幼稚園教諭➔お母さん➔子育て支援に従事と、大人になってからの四半世紀、ずっと子どもに関わり続けてきたワタシ。最近は”サスティナブル(持続可能な)”、”ダイバーシティ(多様性)”なんて横文字を良く耳にするけれどそれらの言葉は私達の日々の暮らしにどう関わっているのだろう。目先の事と将来の事、遠近両用シニアグラスの様な視点で日々の暮らしの中で気づいた事をツラツラとつづって行きますのでお時間のある方はどうぞお立ち寄り下さいませ。

町内農作物生育状況調査に同行しました

こんにちは。

今日は芽室町農業再生協議会主催の農作物生育状況調査に同行させていただきました。

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本日の調査項目は3点。

・コンバインでの収穫が効率よくできるように品種改良された小豆の試験圃場

・JAめむろさんの野菜選果場の見学

・枝豆につく害虫を駆除するためのフェロモントラップの見学

昨年から所管の委員会に所属しているため、こうして町内農業関係者の皆さんとの作況調査に同行させていただいてます。

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恥ずかしながら農業に関してはまだまだ知らないことの方が多いのですが、研究機関や民間企業の方とご一緒することができることは、楽しみでもあり私にとっては有意義な学びの機会でもあります。

小豆の圃場では、地面から少し脚の長い品種にすることで機械で刈り取る際のロスを減らすことができるそう。

ん?でも、肝心のお味の方はどうなん?

小さな声で呟いていたら、研究機関の方が【遺伝子はいま食べられている品種とほぼ変わらないので大丈夫ですよ笑】と教えてくださいました。

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ちなみにこの小豆の圃場はGPSを活用した自動操舵による撒き付けをしたそうで、収穫の際にも同じ軌跡を辿って自動で刈り取りができるそうです。ICT農業がどんどん導入されています。

JAさんの施設ではあいにくの長雨で今は野菜の収穫がストップ状態とのことで、大根を洗浄、選別、箱詰めという一連のラインが稼働している様子は拝見できませんでした。

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遠くは九州まで出荷される野菜の鮮度を保つために、真空予冷の後に予冷保管庫で一晩しっかり芯まで冷却。それによって品質の高い野菜を出荷することが可能になっているお話も伺えました。
また世界に誇る長芋の保管庫も圧巻でした。

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最後の圃場は枝豆の害虫駆除のために出来るだけ農薬の散布を控える方法として、害虫が好むフェロモンを畑の中に設置し、そこに害虫をおびき寄せている様子を拝見しました。

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【フェロモントラップ】に、男性陣の中には苦笑いしている方もいましましたが(笑)、こうした工夫を凝らすことで作物の付加価値を高めることが可能になるそうですよ。

七月に入ってから今日までの五日間に、七月の平均降水量1ヶ月分と同じだけの雨が降ったそう。

今のところ目立った影響はないとのことですが、この後の雨の状況では生育に大きな影響がでかねません。

日本中が大雨の被害に見舞われていますが、私たちの町の作物のためにも1日も早い天候の回復を祈らずにはいられません。